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2002年5月9日 調査報告書の完成
ダイオキシン調査の費用対効果について調査を行いました。
以下は調査報告書(全24頁)の概要です。
調査のきっかけは、昨年5月の環境委員会での質問にあります。ご参考ください。
http://www.harayoko.com/katudou/iinnkai/200106281211.html
報告書をご希望の方は、200円分の切手を同封し、送り先の郵便番号、住所、お名前、電話番号をお書きの上
「〒100−8981 千代田区永田町2−2−1 衆議院第一議員会館304号室
衆議院議員 原陽子事務所」
までお送りください。
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「大気中ダイオキシン類分析調査の費用対効果の検討調査」意義と結果(概要)
【ダイオキシン調査に関する調査の意義】「ダイオキシン類対策特別措置法」が平成12年1月に施行され2年が過ぎました。現在、地方公共団体は、限られた財源の中で、環境省が進める調査方法によって大気中ダイオキシン類調査を行っています。地方自治法第14条で「地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」とあるように、費用対効果の高い調査方法を選択することは、重要な課題です。一方で、様々な化学物質対策が急務とされる中、ダイオキシン対策にお金をかけすぎているという批判すら聞こえてきます。
そこで、今回、大気中のダイオキシン類濃度について、現在行政が行っている大気を直接採取して測定を行う調査と、生物指標である松葉を使う調査の、双方の費用と効果について比較を試みました。検討調査は、1999〜2000年に「なくせ!ダイオキシン汚染監視運動」として住民参加で松葉調査を全国的に行った実績のある株式会社環境総合研究所に依頼しました。この度、その報告書が完成しましたので、ご関心ある皆様にご案内する次第です。
【結果の概要】
1.費用比較
報告書9ページ目に示されるように、神奈川県内で行われている大気中ダイオキシン類分析調査を前提とし、松葉による調査費用を積算すると、ほぼ4分の1の費用で、年平均濃度が把握できることが分かりました。
2.効果比較@
「濃度マップによる比較」で示されたように、大気中ダイオキシン測定結果(1立方メートルあたりの濃度)と、松葉中ダイオキシン類濃度(1グラムあたりの濃度)を、スプライン補間法を用いた計算処理で濃度マップを作成し、比較すると、きわめて類似した濃度パターンが現れることが分かりました。
3.効果比較A
例えば、神奈川県相模原市で毒性等量濃度を比較すると、風向き・風速などにより濃度変化の大きい大気を直接採取したダイオキシン類濃度は、松葉が長期平均的に吸収したダイオキシン類濃度よりも、過小評価される結果が出ました。一方、松葉調査によって長期平均・地域平均濃度を把握できることが分かりました。
4.効果比較B
報告書22ページでは、松葉調査が住民参加のもとで行われることにより、追加的効果が得られることが示されました。
【結論】
以上の結果から、生物指標である「松葉」は、大気中のダイオキシン類汚染を把握する上で合理的な手法であり、かつ、大気の直接採取による調査より安価な選択肢であることが示されました。
皆様におかれましては、この調査報告書を詳細にご参考いただき、環境行政において、次のような短・中・長期的な効果を求める機会になりますことを期待致します。
@ 国および地方公共団体が、今後、より費用対効果の高い大気中ダイオキシン調査方法を選択すること。
A 環境改善を目的とするあらゆる調査が、調査のための調査ではなく、国民にとって意味を持ち、効果をもたらす調査となること。
B 環境行政担当者が、国民にとって分かりやすい調査結果の公表手法を考えるきっかけとなること。
C 廃棄物の焼却により日本において生じている高濃度大気中ダイオキシン汚染を軽減する手だてを考えるきっかけとなり、究極的には廃棄物の削減につながること。
D 松葉による大気中ダイオキシン濃度の測定が合理的かつ科学的な測定法として広く認知され、利用されること。
なお、この調査委託には、衆議院議員に支払われる立法調査費をあてています。今後、廃棄物および化学物質政策を検討する上でも、この調査結果を参考にさせていただきます。皆様より、さらなるご指導、ご意見をお待ち申し上げます。
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