安全な子どものおもちゃを求めるための視察 ●市民団体「見直そうこどものおもちゃ実行委員会」のお母さん達が中心となって2001年2月から「塩化ビニルのおもちゃパトロール」を行っています。おもちゃ売り場へ行き、塩ビのおもちゃがどのように売られているか、表示はどうなっているかを調べるものです。塩ビのおもちゃを子どもがかんだり舐めたりすると、安全性が証明されていない物質が溶け出し、子どもの体内に入り込み、悪影響を与えると言われているためで、海外では塩ビのおもちゃの規制がここ数年急速に進んでいます。 ●4月19日(木)午後、大型おもちゃ販売店へ行きました。「見直そうこどものおもちゃ実行委員会」がやっているおもちゃパトロールを体験するためです。厚生労働省からのヒアリングは事前に済ませました。塩ビおもちゃに使われる可塑剤・フタル酸は動物実験で生殖毒性が確認されていること、しかし人体についてはまだ分からない、という理由で規制をしていないことが分かっています。 さて、おもちゃパトロールによって、今度は、業界の自主規制の実態がつかめました。「3才未満」の表示があるおもちゃでは、ほとんどすべて「フタル酸エステルは使用していません」と表示され、すでにフタル酸使用の塩ビおもちゃは駆逐されていました。法律より消費者意識の方が進んでいます。しかし自主規制は完璧ではありません。確かに3才未満用と書かれたおもちゃには明確な表示がありますが、「3才以上」となると今度はまったくと言っていいほど材質表示がありません。しかし、売るほうは3歳未満・以上の区別があっても、赤ん坊には関係がありません。3才以上の兄弟がいれば、自主規制のかからない3才以上用のおもちゃも赤ん坊の口に入ると考える方が自然です。同様にアジア諸国からの輸入品にも、日本国内の自主規制はかかりません。 ●今現在、日本では、おもちゃには、「食品衛生法」が準用(おもちゃのために作られた法律ではなく、食品のために作った法律を適用)されています。食品衛生法に基づき、薬事・食品衛生審議会で、使用を禁止すべき材質などを定めています。そこで、かねてから動物実験で有害であると確認されていた可塑剤(プラスチックを柔らかくするために加える物質):DEHP(フタル酸ジ―2―エチルヘキシル)とDINP(フタル酸ジイソノニル)は、ようやく禁止へ向けて動き始めました。しかし、それ以外にも安全性が確認されていない化学物質はおもちゃに使われており、また、複合汚染についても未解明です。そこで乳幼児がしゃぶるようなおもちゃに関しては、危険であると分かってから規制するのではなく、安全と分かるまでは取り急ぎ使わないでおく、という施策が必要ではないかと考え、今、その方策を検討しています。(ホームページ上にある「乳幼児向けおもちゃの安全性の確保に関する質問主意書」をご参照ください)。今後の動向をどうか、ご注目ください。 | ||
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2001 衆議院議員原よう子事務所 mail : h06101@shugiin.go.jp |
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