政治ミニ講座

 

第3回 〜政官業の癒着構造〜

政(政治)・官(官僚)・業(業者)の癒着と言われるひとつの例が、行政(官)が、公共事業などを民間業者に工事を発注する際、本来、入札で公正に選ぶべき所を行政や政治家が特定の業者を優遇して、その見返りを得ることです。見返りには様々な形があります。このような利益の絡む所に政・官・業のもたれあいの関係があります。

 

 

その一

族議員

特定の省庁と利害関係を持つ業界の利益を代弁する議員。行政(官)との癒着関係からその省益を代弁する議員。関係省庁の予算獲得や法案の与党調整をして恩を売る議員。(ex..外務省の族議員)

その二

天下り

 

各省庁では、そのトップである事務次官にまで登りつめるのは同期入省者の中で一人だけ。それ以外の人はみんな若くして退職して天下るのが慣行。優秀な人材は残れる能力主義にすればいいという発想がありません。そのため退職後、勤務省庁との関係が深い民間企業や公益法人などを再就職先として頼りにしています。在職中に次の就職先確保という心理が行政運営の公正さを欠くと疑われるゆえんです。

その三

省益

国益のために運営されるべき行政が、自らの省益のために行われる。事業や法律があれば、部署があり、人が必要になる。そのため、もう時代に合わない事業や法律の部署を維持。特殊法人改革でも、看板のかけかえだけになっているのが実際。国、国民、未来のためにどうあるべきかよりも、より多く予算をとりつける。組織の維持拡大のため国益よりも省益を優先させる。

その四

選挙

 

議員は選挙で当選したいので、選挙で支援してくれる業者・団体、地元(選挙区)に利益を誘導し、政治献金や票を見返りにもらおうという、心理が働く。

 

法律を通したい。

与党議員を見方につける。どこにいつ公共事業の予定があるか教える。御用聞きをする。

票と金が欲しい。

官から得た情報で、特定の業者に利益を誘導し 自分もリベートを得る

仕事(利益)が欲しい。工事を請け負いたい。

口利きしてくれる(くれた)議員に献金する。選挙協力し、関係を保つ。

 

このような政官業もたれあいの関係は根が深く暗黙の了解かのようにまかり通っていて、中央省庁だけでなく、地方自治体まで含めた問題です。

 

公共事業はバブル期が終わると、バブルの夢をいつまでも!と、景気対策として盛んに行われ続けています。地方自治体は、国から補助金、地方交付税などで費用の90パーセント以上をまかなえる、補助金を断ると次からもらえなくなるなどの理由で、不要と分かっても計画通り、公共事業を推進し、その結果国も地方自治体も多額の借金を背負うことになってしまっています。“自分の腹は痛いたまない”的な感覚も一因です。

 

大手企業や官僚や政治家、どれも強いものばかりが得しているようで、国民の政治不信が起こるのは当然です。それを断ち切れるのが有権者一人一人の票なのではないでしょうか。政治家一人一人のモラルの問題ではありますが、お金まみれの政治家を選ばない!今の政治はどこかおかしい!と思っているならばこそ、その一票で、こうしたお金の流れを断ち切りませんか?



第1回 委員会のココがおかしい!

第2回 法律の出来るまで

 

 

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